モーニング娘。おとめ組 in 守山市民ホール

待望の初日初演。こっちも緊張するし、きっと向こうも緊張してるんだろうな。
しょっぱいライブだったらイヤだなぁ、と思っていたのは結果的には杞憂だった。
パワー感あふれるライブステージを繰り広げてくれた。

曲目リスト自体は他に譲るとして、選曲はおおむね好感の持てるものだった。
ライブ前は、藤本ソロや一人あぁ!があったらいいな、なんて言いながら来たが、
そんなものはまったく不要。娘。の資産できちんと組み立ててきたのは立派。
娘。資産じゃないもので言えば、シャッフルユニットくらい。
GET UP!ラッパーはどうかと思うが、BE ALL RIGHTをやってくれたのは感涙モノ。
シャボン玉も主力メンバーのほとんどがおとめ側だったので聴きごたえバッチリ。
ほとんどの曲がTVサイズだったのは悲しかったが、もうこれは諦めたのでいいや。
寸劇は微妙といえば微妙だが、セーラー服と田中の猫真似に免じて許してやろう。
もうちょっとだけグダグダ感が減ればそれなりに楽しめるのかも。今後に期待。

基本的には生歌メイン。完成度的にはアレなんだろうけど本来的にこうあるべき。
ののミキのボーカルの強さを改めて感じた。田中もかなり使い物になりつつある。
かおりはもう完成の域なので今更言うことはないが、小川はもうちょっとガンガレ。
道重にはもっと頑張ってほしい。石川は上達したことはしたが、、、って感じ。
皆、いないメンバーの分まで頑張って歌うわけだが、なかなか面白いものがあった。
オリジナルに近づけようと努力する人、自分の味で歌う人、歌い損ねる人(苦笑)、
このあたりは回を重ねるごとに変化していくんだろうな。こういうのは大好き。

今回、やはりなんというか、、、なっちの声の存在感の強さを痛感させられた。
全員ユニゾン部で明らかに大きな欠落を感じるのはなっちヲタだけではないだろう。
良くも悪くも彼女の声が娘。テイストのベースになっているんだな、と…。
でもまぁ変化は許容しなくてはならないわけで、、、時間に解決を委ねよう。

ちなみに声の話題で言えば、高橋と矢口の声が欲しかった場面も多かったかな。
高橋は思った以上に娘。の声の特徴として重要な位置にいることが分かった(遅い?)。
矢口は「隙間を埋める」というと聞こえは悪いが、うまくなじませるには必要な声。
今まで当たり前に聴いていた曲たちをいかにちゃんと聴いていなかったかを痛感。

逆に、今回の曲目やパート割りを考えたスタッフもきっと苦労したんだろうな。
ベストではない部分もあるにせよ、よくここまでこぎつけたと思う。本当に感謝。
次におとめ組を見るのは3月になるが、その時にはさらにパワーアップしていてほしい。
もちろん本人たちのスキルアップも重要になってくることは言うまでもないが。