要はちゃんと読む側のことを考える気持ちがあれば9割はOKだと思う

という当たり前の結論を先に言っておいた上で…。

情報弱者」にやさしいHPを 経産省が新基準


 経済産業省は、「情報弱者」とされる高齢者や障害者にも使いやすい情報機器や、わかりやすい表記のインターネットのホームページを普及させるための基準を日本工業規格(JIS)に採用し始めた。

失敗するだろうな、とかネガティブな話題をしてもしょうがないので、ちょっと方角の違う話をば。

また、音声読み上げ機能つき閲覧ソフトの誤作動を避けるため、単語の途中に不要なスペースや改行を入れないようにすることも求めた。

個人的には、「誤変換するな」「スペルミスするな」という規則を入れて欲しいところ。ってまぁここに入れる話ではないのだろうが、それと並ぶくらい重要な話だと思う。


誤字・脱字・誤用を含む誤変換、スペルミス。こう書くと一見モノを書く時の一般論のようにもみえる。ただ、特に読み上げ系や情報検索系などでは、印刷物を読む場合とは異なる観点で問題が起きる。「ホ−ムペ−ジ」*1なんて表記が困るのは情報系ならでは。誤変換後の文字列が形態素解析に失敗して意味不明な読み上げや被検索語になるのも想像に難くない。


そもそも日本語が不自由な書き手が多いのも問題だと思う。自分も他人のことは言えないが、ひどい状況だと思う。ただ、それは別として、コンピュータ入力特有の過ちをきちんと教育できていない点は否めないだろう。もちろん現場の教員も、その間違いによる弊害や問題点を正しく認識していないといけない。そういう足元を固めていくきっかけとして掲題の「情報弱者にやさしいHP」が機能するといいと思う。

*1:2バイトのマイナス記号ね、念のため