ソニーようやくMP3対応へ第一歩

 ソニーWalkman NW-HD1はこの夏にデビュー、業界やメディアでは「iPodキラー」とも呼ばれた。しかし広く普及しているMP3やAACWMAではなく、ソニーが自社のデジタルメディアプレーヤーに採用している独自形式のATRAC3を使わなければならないことから、すぐにレビューでたたかれるようになった。

欧や米でサポートがスタートということに対して、いかに日本のソニーファンが手ぬるかったか、ということを認識しなければならない。ナメられていた、と言ってもいい。たしかにNW-HD1に関しては多くのソニーファンがNoを突きつけていた気もするが、買わない、という行動以上の何かを起こさないと伝わらなかったのかもしれない。


ともあれ、今回の流れで日本向けも早くMP3対応、できればAACWMA対応まで含んだ機器のリリースをしてもらいたいところ。顧客がATRAC3 Onlyを望んでないのは現場の人間が一番良く分かっているはずだろうし技術的ハードルもないだろう。ソニーならば同じ土俵に立ってもまだまだ十分魅力的な製品を作れるはず。