中高生の喫煙減少

 主任研究者で国立保健医療科学院(埼玉県和光市)の林謙治(はやし・けんじ)次長(保健医療政策)は、大人の喫煙率が低下傾向にあることや、公共の場の禁煙化が進んだことなどが背景にあると指摘。さらに「中高生の携帯電話の所有率が増えており、たばこに使う小遣いが圧迫された可能性も高い」と推測している。

 直近1カ月に1回以上喫煙した生徒の割合は、前2回とも約37%だった高校3年男子が21.8%に大幅減。6―8%程度だった中学1年男子が3.2%、16%程度だった高校3年女子も9.7%に減っていた。

ちょっと前には携帯電話持つ中学生は非行に走りやすい!?という記事が出ていたりもしたが、いずれにせよ中高生と携帯、という切り口でしかその世代を見ようとしていないように感じられるのがイマイチ短絡的な気がする。きっと他にもいろいろな変化要因があるはずだと思うんだけどね。


ちなみに、昭和41年の成人男性の喫煙率が84%だったという事実はすごいね。ホントみんな吸ってた時代なんだろうね。今の世の中からはとても考えられない。で、これを短絡的に考えると、日本の高度経済成長は喫煙なしには成し得なかった、となるのかな(笑)。


まぁ何はともあれ、未成年の喫煙者が減ることは望ましいことだし、ある程度収入が増える大学生や社会人になってもそのまま吸わないでいてくれれば社会全体の喫煙率を抑えることができるだろう。