今日の一曲
南野陽子「春景色」
彼女の1st.アルバムの1曲目を飾る作品。まさに今このシーズンに聴きたい名曲。
可能であれば、(阪急)神戸線に乗りながら、というシチュエーションがベスト。
お世辞にもうまい歌手ではなかった。これは本人も含めて皆がそう思うだろう。
ただ、アルバムの中には「最大限に美化された等身大の彼女」がいた。
スケバン刑事とはおよそ正反対な、すごくかわいらしくて清楚なナンノがそこにいた。
歌、というよりは、彼女の発する一言一言を綺麗なBGMに乗せて聴いている感覚だろうか。
当時、世間で吹き荒れていた賛否両論とはまったく別世界。ある種の理想郷だったのかもしれない。
そんな彼女のイメージはこの曲から始まったといって過言ではないだろう。
1986年4月発売のこのアルバム「Gelato」。もう18年経つ。
そりゃぁ南野さんも歳をとるわけだ…