モーニング娘。The Best of Japan in グリーンドーム前橋

すでにご存知の方が多いと思うけど、夕方から夜にかけて発生した中越地方の地震の影響で群馬あたりも震度5程度だった。ちょうど18時の開演直前に最初のやつがきたため、開演が遅れたり、途中のMCで事実上の中断があったりと、どうなることやら、という公演となった。結果的には終演が30分弱延びたのかな? 遠征組の中にはシビアな人もいたと思うが、そもそも電車自体も額面どおり動いていない路線もあったので、困った人は結構いたに違いない。特に新潟側から来ているヲタは結構大変だったと思う(というか帰れてもそれはそれで大変なことになっているわけで…)。ちなみに、自分は車での遠征だったので普通に帰ることができた。


まぁ正直、事故が起こらなくてよかった。最初の揺れの時は照明のトラスが音を立てて揺れていたり、フライングのスピーカも揺れが残っていたり、スタッフでなくともかなり恐い状況だった。強行せずに安全確認の時間をとったのは正解だろう(もっとも、個人的に気になったトラスの確認をしているように見えなかったのが気になったが…)。途中のMCでの中断も、裏でスタッフからメンバー全員に状況説明をしていたのだろう。これも、安心してパフォーマンスに打ち込むためには不可欠であり、正しい判断だったと思う。実際、彼女たちから表面的には地震での萎縮は見られなかった。これは正直感心した。


さて、あらためて。1年ぶりの前橋。今回は夜のみ。センター14列中央やや上手側というそこそこ見やすい場所。ちなみに追加限定Tシャツは売り切れ状態。なんだよ、それ…。相変わらずお金を使わせてくれない事務所だ。


今日の公演は、新垣ヲタとしては十分に満喫できる出来だった。いい、としか言いようがない。歌もダンスも笑顔も。ストレートの髪が一段と光り輝いているのは、それを身にまとっている本人の意識の高さだと思う。


藤本、一つくくり横だしな髪はマイブーム? かわいいんだけど微妙にキャラに合ってない気が…(と本人に言うと殺されそう)。前半はかっ飛ばしていて楽しそうだったものの、後半はペースダウン? 歌もダンスもキレがなくなっていた。明らかに落差が激しすぎる。気まぐれ程度なら笑って許せるけど、ちょっと心配。


セーラームーンのキメポーズをやった矢口、久々に心底かわいいと思った*^^*。本人もご満悦だったようだが。


新曲、良くも悪くも耳が慣れてしまったので「こんなもんかな」と思うようになってきた。が、やはり歌が弱すぎる。上述のような状態のミキティを神に感じるほどの歌唱ぶりって一体…。一方、マイクなし組、これはこれで微妙に面白い動きをしていて興味をそそる(微妙なカップリング割りも含めて)。ただ、この面白さは玄人向けなんだろうな。テレビのようなメディアでは残念ながらぎこちなさとして映るだろう。


恋ING、何度聴いても飽きない。むしろ高橋の質がさらに上がってるし、サビも12人全員が心をこめて歌ってくれているのがよく分かる。この良曲の前にはポジション争いは存在しないのだろう。彼女たち自身がさらに良曲に仕上げてくれている。正直、今からでも新曲はこれに差し替えたいくらいの勢い。この曲ならば一般層にも「おっ!?」と思わせることができると信じている。そういう戦略を立てられるブレインはいないのか!!
(非ヲタでこの曲に興味がある人は、レンタル屋さんででもモーニング娘。の「Go Girl~恋のヴィクトリー~」というシングルを借りて聴いてみてほしい)


ちなみに夜公演は、スタンド席は中央後方と左右は客を入れず、という状態。横アリの空きっぷりといい、今の体制では今までの規模を埋めることは無理なのだろう。さすがに右肩上がりの観客増員を見こんではいないだろうが、7期を入れたとしても人気が定着するまでは卒業ビジネスで食っていくしかないのは厳しすぎる。よほど魅力的な新曲が投入されれば別だが、現実はむしろ逆なわけで…。相当に深刻な問題だと思う。