ミシュラン

今回の件「だけ」に関してはFIAは悪くない。ドライバの安全を考えてレースに出なかった各チームの判断も間違っていない。納期までに安全なタイヤを用意できなかったミシュランが悪い。ブリヂストンはちゃんと用意できた。それだけの話。


各社はミシュランに相応の損害賠償を求めていいはずだ。同情の余地はない。もっとも、アメリカ(のみならず世界)のF1ファン離れの経済的影響などを考えると、もはや多少のお金で解決できる問題でもない。今回の件は歴史的にも大きな出来事として刻まれるだろう。


ちなみに、知人に教えてもらったミシュランのページから引用。開幕前のコメントである点に注意。

2005年にむけて決まったルールを支持しますか?

 
 「1レースを走りきるタイヤというコンセプトは、ミシュランは全面的に支持します。そもそもこれは私たちが2004年に提案したものですから! レース週末に使用するタイヤの本数が減りますから、経費削減になります。またコーナリング速度を下げるというFIAの目的にもかなっています。耐久性を上げるためにタイヤは硬めのコンストラクションを使わざるをえず、必然的にスピードが下がるからです」