対中国

0-3。予定通りといえば予定通りの負け。相手のスランプがなければもっとボコボコにされていただろう。個々の攻撃技量としては通用している部分もあるが、全然守りきれてない。これでは勝てるわけがない。

そんな中、高橋が最多得点を取ったのはほめていいだろう。実態としては他のアタッカーの不調のおかげなのかもしれないが、それでもきちんと打てないと得点を取れるはずもない。人一倍自己顕示欲の強い彼女なので、とても嬉しいだろう。今後もサボらずに頑張ってもらいたい。

菅山に関してのアタッカーとしての評価は、飛び道具としては使えるが本格的にマークされると厳しい、という感じだろうか。愚直な性格も災いしていると思う。もちろん、本格的に守れるそこそこのアタッカー、という見方もあるだろうが、大山、栗原、木村あたりが能力を上げて代表に戻ってくるとその座は危うい。次回召集時はリベロとしての参加となるだろう(彼女もそれを望んでいるだろうが…)。

宝来が勝負強くなったのは今回の収穫だろう。課題も見えているだろうし、Vリーグでしっかりと戦って強くなってもらいたい。吉沢はもっともっと強くなりそう。北京の頃には中堅どころとして育っていてもらわねば。

今回の召集メンバに関してはある意味監督の実験の意図が多く含まれているであろうことは明らか。次回召集時にどうなるのかはその時点でないと監督すら分からないだろうが、今から次が楽しみになってくる。決勝ラウンドでこれだけ派手に負けても全然心配にならない。柳本マジックに掛かっているだけなのかもしれない。